冬になると、車のフロントガラスが凍るため、朝に溶かす必要がありますよね。
時間のない朝に、寒さに凍えて車のフロントガラスの氷を溶かすには、これが一番!というおすすめ対策があるので紹介いたしますね。
出来れば寒い中、短時間で手袋も外さずにすむ方法を知って、朝のわずらわしさを簡単に解決しましょう!
車のフロントガラスが凍る…スグに溶かす4つの方法
車出勤の方は、フロントガラスが凍る時期になったら必ず用意すべき2個のアイテムがあります!
暖機運転をする
車のフロントガラスが凍っていたら、まずやるべきは暖機運転です。エンジンを温める意味でも、出発の15分ほど前にはエンジンを起動しておけば、フロントガラスも温まって氷が解けていきます。寒い車内も暖房で暖かくなって、お出かけの時に凍えずにすみます。
排気が気になるため、住宅地では車の向きに注意して、排気が近隣の家に流れ込まないように気を使ってください。
フロントガラスカバーを付ける
しかし寒い地域であれば、冬は必ずフロントガラスカバーを用意しましょう。下の方で新聞紙やバスタオルでも代用できると紹介しましたが、風で飛ばないように押さえるなど、代用品では手がかかります。
車専用のフロントガラスカバーであれば、固定できるし着脱も簡単です。寒い朝でも手袋を取らずに簡単に外して、すぐに車で出発できるのでおすすめです。
フロントガラスカバーは、せっかくなので「凍結」だけじゃなく、夏は「紫外線防止」にも使えて着脱が楽で、撥水力の高いものを選びましょう。私のおすすめは↓↓この商品です。

この商品はたたんでコンパクトに収納できるし、家族で公園などに行ったときに敷きカバーに代用できるメリットがあります。(ちょっと形がおかしいけど笑)
また、↓↓このタイプも前席のサイドのガラスの凍結も防いでくれるので、カバーを取ればすぐに車を発車できておすすめです。
このフロントガラスカバーは専用のカバーバッグに収まるため、コンパクトに収納できます。もちろん夏冬兼用で、夏は紫外線カットに助かりますよ。
フロントガラスカバーは、高くても1,400円~2,300円ほどで、それほどコストはかからないため、100均などの安いものを買って失敗するよりは、最初から数年間使えるしっかりしたものを買う方が断然おすすめです。
新聞紙やバスタオルをかけておく
フロントガラスカバーを持っていない場合は、新聞紙やバスタオル、大判の布でも代用できます。新聞紙や布は風で飛ばないように、前席のガラスに両端を挟んでおきましょう。見栄えはかなり悪いので、車専用のフロントガラスカバーを買うまでの、あくまでも代用品として挙げておきます。

ご近所の人に見られると、かなり恥ずかしいです…。
解氷スプレーを噴射する
夜は仕事で疲れ切って、朝起きてから「しまった!車のフロントガラスが凍っちゃってる!」と焦る時、ありますよね。そんな時は解氷スプレーがおすすめです。
朝の短時間で車のフロントガラスの凍結を取ってくれるので、冬は1本あると安心ですよ。
こちらはどの商品でも効果に差は感じたことがないので、安くてコンパクトな↓↓この辺りの商品でいいと思います。
フロントガラスを凍らせないために、普段からやるべきこと3つ
また、冬になると寒い地域では特に、普段からフロントガラスケアをしておいた方がいいでしょう。毎日のケアで車のガラスの負担も減るので、長く大事に車を乗るためにもケアは必須です。
屋根のある所に停める
屋根のある所に車を止めるだけで、車のフロントガラスの凍結は大幅に避けることができます。ガレージならもちろん万全ですが、ただ屋根があるだけでも、フロントガラスの凍結具合は全然違ってきます。
ただし、よくあるホームセンターなどでガレージの屋根を付ける場合は、大雪が降った時の耐久性にも気を配りましょう。安いものは特に、大雪の荷重に耐えられず、崩壊することも多々あるからです。
ワイパーを立てておく
フロントガラスカバーを設置しないのであれば、寒い日の前日には車のワイパーを必ず立てておくようにしましょう。凍結したときにワイパーを動かすと破損の原因になるからです。また、雪が降ったとしたら雪の重みでワイパーが壊れやすくなるため、やはり立てておくと問題を回避できます。
フロントガラスの油膜をとって撥水剤を塗っておく
フロントガラスは雨や大気にさらされているため、放っておくと油汚れが油膜となってたまります。油膜がある状態だと、寒い日にフロントガラスが凍結しやすく、通常の方法では氷を落としにくい状態になります。また、油膜があると高い温度で凍結しやすくなるため、凍結しにくくするためにも油膜を取っておく必要があります。
水だけの洗車では油膜は取れないため、シャンプーで泡を立てて洗車をする必要があります。ガソリンスタンドなどでのワンコイン洗車で落とすこともできるので、冬は月に1~2度くらいの頻度で油膜をしっかりと落としておきましょう。
また、油膜を落とした後は必ずフロントガラスに撥水剤を塗っておくといいでしょう。撥水剤を塗っておけば雪や雨はもちろん、大気中の水分をはじいてくれるため、フロントガラスが凍結しにくくなります。
また、撥水剤を塗っておくことで、凍結した氷をオフしやすくなるというメリットもあります。
フロントガラスに「お湯」は【厳禁】!理由は?
よく、車のフロントガラスが凍結していたら、お湯をかけるという話を聞きますが、絶対にやめてください。凍っている窓ガラスにお湯をかけることで、ガラスが割れる危険があるためです。
車のガラスはかなりの厚みがあるため、めったなことでは割れませんが、ひびが入ることもあります。
ぬるま湯なら大丈夫?
「30℃くらいのぬるま湯なら大丈夫」という話もよく聞きますが…やはり止めた方がいいです。
ぬるま湯であっても凍結している窓ガラスとの温度差を考えると、ガラスにひびが入る危険はあります。
また、寒い地域だとぬるま湯をかけてもすぐに再凍結してしまい、元の木阿弥だからです。

経験ある方も多いのではないでしょうか?
水をかけるのは?
私の知人に、凍ったフロントガラスには水をかけながらワイパーをかけるといいという人がいましたが、水もかけてはいけません。水をかけると短時間で再凍結するので、ほぼ何の解決にもならないからです。
ワイパーを動かしながら水をかけると、ワイパーの勢いで自分自身に水がかかるし、凍ったフロントガラスの上をワイパーで滑らすことで、ワイパーの故障の原因になりかねませんから。
車のフロントガラスが凍る…溶かす4つの方法:まとめ
- 暖機運転をする
- フロントガラスカバーをつける
- 新聞紙やバスタオルなどをかけておく
- 解氷スプレーをかける
- 屋根のある所に停める
- ワイパーを立てておく
- フロントガラスの油膜を取って撥水剤を塗っておく
寒い地域の人にとっては一般的なことでも、たまにしかフロントガラスが凍らない関東地域では、知らない人も多いですよね。
私も解氷スプレーの存在を知ったのは、ほんの数年前でしたよ(笑)その前は平気でフロントガラスにぬるま湯をかけて解凍していました。車関連の仕事をして初めて、自分が危険なことをしてたんだと認識できたんです。
普段からフロントガラスをきれいに保ち、カバーをかける習慣があれば、寒い日も暑い日も安心なので、やっぱり一番はフロントガラスカバーを常習的にかけることです。
寒い日の朝の負担を減らすために、ぜひお試しください。